まだ水の冷たい三河湾の浜辺、波間にクラゲがプカプカというか、ゆらゆらしていました。
そんなクラゲは、アカクラゲとオワンクラゲ。カサに赤茶の放射模様がアカクラゲ、その上の白っぽいのがオワンクラゲですね。こうしたクラゲたち、大潮では砂浜に数時間干上がった状態でいて、潮が満ちると波間に浮かびますが、このあたりは不老不死の感じでしょうか?
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トンボロ地形ってご存知ですか?陸と沖合にある島や岩礁などをつなぐ砂州のことで、干潮時に現れます。
ここ三河湾でも、前島へのトンボロ地形があり、大潮の日には歩いて渡ることができます。ただ潮の加減をしっかりチェックしておかないと、渡れなかったり、渡ったはいいが、すぐに戻らないと靴を濡らしてしまうこともある場所なのです。
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潮干狩りの人もいる遠浅の干潟、人よりも多くいたのは渡り鳥のユリカモメでした。
ユリカモメは冬鳥で、ここ三河湾でも大量に越冬しています。今の状態は写真のように目の後に黒い点がある感じですが、春になるのに従い拡大して行き、黒い頭巾をかぶったようになります。潮が満ちてきて、干潟の生物が動き出すのを待っているユリカモメもビーチコーマーですね。
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暖かだった2月に比べ、何だか3月が寒いですね。そしてかなりの爆風も!
そんな3月ですが、大潮の日には潮干狩りに人で賑わう浜辺がありました。もうすでに春先の雰囲気ですが、水は冷たくオレは入る気がしません。中にはウェーダーを着用して腰まで浸かってる猛者もいましたが( ^ω^)・・・
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波が海面下に堆積した砂に漣模様をつけたものをリップルマーク(漣痕)と呼んでいます。
一方向からの波の場合、砂浜と並行にリップルマークができますが、そうでないパターンが見つかりました。写真の砂浜は突堤に囲まれた複雑な地形です。この海岸では右上が外海になります。突堤が設置され、砂が溜まったために外海側(右上)から来る波だけではなく、反射してくる流れ(左上から)も現れ、本来とは違う直交したリップルマークができています。こうした微地形を見つけることができるのもビーチコーミングの楽しみですね。
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