誰も歩いていない、サンゴや有孔虫でできた真っ白な砂浜を歩くのは、何て気持ちがいいのでしょうか。雲も西へ流れてお日様は燦燦と輝き、歩いていて体も温まり、パーカはすでにカバンの中なんです。
そして砂丘に目をやれば・・・
そこには実生のココヤシがありました。やや葉は黄色くなっていますが、根を下ろしそうな感じの椰子でした。
このようにして、島に根付いたココヤシを他にいくつか見ました。こうしてみると海流散布する植物が実感でき、大感激でしたぁ~!!
砂丘のブッシュまでは行かないあたりにはガラス瓶や浮き玉が転がっているので、下ばかり見て歩いていました。
すると、友人が「Shigeさん、ほら浜辺に牛!ウミウシじゃなくてハマウシだよ!」って教えてくれました。そうです、元旦にブログを飾ったハマウシはこのあたりから撮影したのですよ。
ハマウシを撮影して、また砂丘を歩いていたら見つけちゃいました。「あったぁ~!」ついつい声がうわずっちゃいます。そうですシリンダーウキ!
北海道型のシリンダーウキ、こいつは北海道近海で使われ、網から外れたやつが黒潮に乗ってアメリカ沿岸まで到達し、次にはカリフォルニア海流で南下し、こんどは北赤道海流で西に流され、また黒潮に乗って戻ってきたのでしょう。もしかしたら、その旅を何度も繰り返してきたのかも知れませんね。
そんな夢が余計に膨らむのが、夢の島かもしれませんね。
・つづく