穏やかな波浪と、弱い風があれば、こんな微小貝ラインがいくつもいくつも、斜交状に重なっていきます。
誰も歩いていない砂浜で、こんな模様を見つけると、ついついしゃがみこんで微小貝ラインを目で追ってしまいますね。
ただ、老眼が進行してきたので、お天気の日は良いのですが、ちょっと曇った日には、小物を見つけるのが苦手になってきちゃいました。
わたしなどは大した貝マニアでもないので、しゃがんで探すだけですが、貝マニアは違いますよ。
彼らの中には、砂浜に腹ばいになって探す人もいて、ほとんど動かずピンセットだけで採集しているのを見かけた人が、「死体」と勘違いしたこともあるそうですからね。
さて、写真のイトカケガイは、シノブガイと思われますが、残念ながら標本がありません。撮影後指先でつまんでビニール小袋に入れた記憶はあるのですが、入っていませんでした。
きっと入れるときに落としてしまったのでしょう・・・よくあることです・・・わはは。