昨日の堆積岩に引き続き、今日も堅めの記事ですねぇ~!!
海岸は大きく二つに分けると、浜と磯になります。
浜の多くは砂浜ですが、岩場の卓越した磯の中にはポケットビーチがあり、そんな場所には今日のタイトルに挙げた礫浜が見られる場所もあります。
こうした礫浜のほとんどは、その場所にあった岩が崩れ、小さくなって礫を作っている場合が多いのです。
さて、今日は同じ海岸の礫を比べてみましょう。上と下の写真は、どこが違うのでしょうか?
この2枚の写真は撮影場所が1メートルほどしか離れていません。上は波打ち際、下はそれより1メートルほど陸よりの場所で撮影しました。
この違いは、カメラの撮影にかかわる露出などは全て同じ条件で撮影したものです。
それにしては、上の写真はシャープですが、下はコントラストも弱く、どんよりしていますね。
この違いは「波の華」なのです。
上の写真はきれいな海水で洗われた礫、下の写真は前日の荒れで「波の華」が付着したまま乾いてしまった礫、これだけの違いですが、見かけは大きく違いますね。