暦の上でも10月になり、これからが秋本番ですね。
今年の8月から9月にかけては、例年よりも海上の道を通って、渥美半島の伊良湖岬に多くの南方系漂着物が寄ってきました。
柳田國男の名著「海上の道」などによれば、明治30年の夏に、伊良湖に一ヶ月ほど逗留し、椰子の実や藻玉に出会っていますが、その年も今年同様に、良い流れが来ていたのでしょう。
「海上の道」と言えば、やはり椰子の実ですね。
エボシガイが付着したココヤシが漂着していましたが、海水をたくさん含み、どっしり重いのです。この夏、ココヤシは数多く漂着していましたが、あまり大きなモノがありませんでした。
ちょっと容器を作りたいと、大き目のものを探していたのですが、そんなときに限って見つからないものですね。
この夏から秋にかけ、伊良湖岬を中心とした渥美半島表浜に漂着した植物類を「海上の道シリーズ」として紹介します。連続ではありませんが、お楽しみに!