低く垂れ込めた雲からは雨粒がひっきりなしに降り注ぎ、すなはまは余計に黒っぽくなり、一向に雨の上がる気配が感じられませんでした。
ただ、助かったのは、気温が高めで震えなかったことと、風も無く、うねりもほとんど無かったので、ソルトスプレイに見舞われずにすんだことでした。
こんな日のビーチコーミングに活躍するのは、透明なビニール傘!それも小さなのは使い物にならないので、大型が便利ですよ。
大きな透明の雨傘は、雨から身を守るだけではなく、カメラのバリアーがわりにもなります。
そして透明なので、真下に被写体を捉えても暗くならずに撮影することができますからね。
12月になったのにまだ咲いていたのはハマベノギク。可憐な薄紫色が美しい海浜植物です。
この花がこの時季にも咲いているということは、やはり温暖化のせいでしょうか?
「何もないなぁ!」と毒づきながらの戻り道、エチゼンクラゲが寄り集まっていたところを通ったら、大きく欠けたアオイガイがありました。
きっとエチゼンクラゲと一緒に漂着したのでしょうね。殻も大きく欠け、エチゼンクラゲにまみれ、殻の中にはエチゼンクラゲが乾いてこびりつき、剥がそうとクラゲを引っ張ったら、割れた部分が余計に広がっちゃいました。あ~ぁ、何てこったい!憎っくきエチゼンクラゲめ!
雨の三里浜で拾い上げたのは、この欠けたアオイガイだけでした・・・とほほ。