昨日、コウボウシバを紹介しましたが、今日はコウボウムギです。
若狭町にある佐田海岸では砂浜の上方・・・砂丘っぽい部分にコウボウシバが生えていますが、コウボウムギも生えています。
別々に見ていると同じように見えますが、同じ場所で一緒に見ると、その違いがハッキリしてきますね。
雌雄異株で地下茎を伸ばして、節から新しい株を出すことで植生を広げている。
上の写真が雌小穂で、実の形が麦に似ているために弘法麦と呼ばれるようになった。
下の写真は雄小穂。
コウボウムギの名の由来は、書道で有名な弘法大使から来ており、この植物の地下茎を筆に用いたそうで、古くは「筆草」と呼んでいた時もあったようだ。
この地下茎を掘り出して、一度筆にしてみたいと前から思っているのだが、思うばかりでまだ実行に移していない。
植物には伐採に適した季節があるが、コウボウムギの地下茎を掘り出して筆にするのに最適な季節はいつなのだろうか?ご存知の方みえましたら、ぜひ教えてくださいね。
コウボウムギとコウボウシバ、生えている場所の違いなどは、そんなに無く、ニッチェの差は分かりませんでした。
バックに見えるのは、あの天王山ですよ。
瀬戸川饅頭