若狭町の食見海岸で、この時期に最も多い漂着物を紹介します。
それは若狭地方で「ころび」とも言われるアブラギリです。古くから燈油を取るためにこの地方で栽培されていたアブラギリですが、今ではもう使われなくなりました。でもまだ植えられたアブラギリが実をつけ、それが落下して、漂着物になります。日本海側の漂着種子で最も多いのはクルミでしょうが、ここ食見では圧倒的にアブラギリが多いのです。
この写真、右側の大きめの種子はカントンアブラギリです。左上がアブラギリの果実で、そして他は全種子です。果実の中には2~4個の種子が入っており、3個入っているものが多いでしょう。
敦賀のkinさんはこの果実を使って、
楽しい工作を作られています。