今年も海浜センターのビーチコーミング講座の講師をさせていただきましたが、参加される皆さんに少しでも楽しんでいただこうと下見は必ず行っています。急遽場所を変更しましたが、もちろんそっちも下見していますよ。(笑)そんな下見で知った興味深い出来事を紹介しましょう。
朝、浜を訪れたら、砂浜にいくつもの足跡が集落の方から浜に向かってありました。そして汀辺りのきれいな砂が掘られていました。何を掘ったのでしょうか?
疑問に思いながらもビーチコーミングをしていたら、ビニール袋を手にした女性が集落から浜に向かい砂を掬って戻っていかれました。声をかけようかと思いましたが、遠かったので、次に来られる人に聞けば・・・とこの写真を撮っただけでした。この時点で集落から浜に向かった足跡は7つほどありました。
この砂の謎が解明したのは、しばらくしてからのことでした。浜掃除をされていたおばあさんにこの砂のことを伺ったら、「そりゃ清め砂、神社の掃除の時、清め砂は朝一番の浜の砂をもっていかな」とのこと。
集落の神社の掃除をする時には、浜の一番砂をもっていくのですね。こんなことを知りえるのもビーチコーミングの楽しみですね。
こんな時代になっても、浜辺には民俗的なコト、イッパイ転がっていますね。