9月の渥美半島最終ネタはまだ残っていますが、後まわしにして、台風18号通過後の若狭の様子をお知らせします。
9月16日朝、愛知県豊橋市に上陸した台風18号は、勢力が衰える事も無く本州を縦断し北上しました。このとき、各地に大雨をもたらしたのは、みなさんも記憶に新しいと思います。
9月28日に福井県敦賀市、美浜町を中心として若狭地方の浜を見てきました。多くの浜では重機によって浜辺に漂着した大量の流木類が片付けられていましたが、まだまだ手の入っていない浜もありました。
気象庁のデータによれば16日の雨量は福井県小浜で253ミリ、美浜で210ミリとあり、大量の雨水による浸水被害だけではなく、緩んだ地盤が崩れ、各地で土砂崩れがおき、9月28日時点でまだ復旧が進まずに、常神半島の遊子より先は陸の孤島となっていました。また道路が冠水した地域は広く、車を走らせると道路に砂が被っていました。
上に掲載した写真はどちらも福井県美浜町和田の浜です。このあたり重機も入って、徐々に片付けは進むのでしょうが、何せ量がハンパじゃないです。近くを流れる耳川が大量の流木と土砂を海に運んだおかげで、河口部に近いこのあたりは酷い事になっていました。和田は、もともと流木の多い地域でしたが、この量は手入れがされなくなった山の荒廃を物語っているようで、哀しくなりました。
こうした浜、満潮線あたりが多量の流木で覆われ、BCどころではありません。またこの日あちこちの浜では流木をまとめて燃やす煙があちこちで立ち昇っていました。広い砂浜では重機が入りますが、リアス地形の続く若狭では、狭い浜も多いので、こうした流木の野焼きは仕方がありませんね。
秋色満開!