福井など日本海側の海岸には、秋から冬にかけ、さまざまな頭足類(タコやイカの仲間)がやってきます。
タコの仲間では、アオイガイやタコブネといった美しい殻を残すタコが人気ですが、ちょっと怪しいムラサキダコもよく漂着します。
このタコ、漂着物学会初代会長・石井先生の地元では幽霊蛸とも言われるそうで、すぐに脱げてしまいそうなマント状の外皮を幽霊になぞらえたものだろう。
若狭で汀にムラサキダコが転がっていました。動く様子も無かったのでつま先で蹴ったところ、黒い墨をドクドクと吐き出しました。まだ生きていたのか、それとも墨袋のあたりを蹴ったからなのか・・・よく分かりませんが、あまり気味の良いものではありませんでした。やはり幽霊蛸でしょうか?