福井の若狭地方は地盤が沈降してできたリアス式海岸が広がっています。もちろん砂浜もありますが、その多くはポケットビーチ。そんなわけで至るところに磯があります。
磯はあまり漂着物の寄らないところなのですが、冬の季節風で押し流されれば、否応なく寄らざるをえません。でも、こんな岩にブチ当ったら痛そうだなぁ~!(笑)
対馬暖流に乗って日本海を旅してきたガラスの浮き玉も寄ってきます。軽い小さな玉なら何とか助かることもありますが、重い大玉ではそうはいきません。
手に持っているのは、大玉を吹いたあとで、吹き口にガラスを貼り付けて栓にした部分で、へそと呼んでいます。きっと元は尺玉(直径30cm)や、それ以上の大きな浮き玉だったのでしょう。へその部分は分厚いので、このような形で残ります。この冬もいくつの大玉が割れたことやら・・・?