伊古部の浜を歩いてみて、打ち上げられる漂着物は、まだそんなに遠来のものが見つかりませんが、表浜に吹く風が代わってきたのはしっかり感じ取れます。
表浜では晩秋から初夏寸前まで西風が優勢なんです。砂浜に捨てられたアルミ缶など西に面した部分だけが銀色に光っていたり、漂着したガラス瓶も西に面した部分だけがサンドブラスされツヤ消しになってますから。
そんなものが無くとも、風紋や砂浜の表面に風向きは現れます。
この写真にもあるように、風向きが西から東に変化したのが分かります。
強い風は砂を巻き上げ飛ばしていきます。その時、礫があれば、礫の下にある部分は砂が湿っており飛びにくくこうした地形を作ります。また、舞った砂は礫の風下に溜まり、こうした印象的な微地形を作り出しますね。