みなさん、ネッシーって分かりますよね。イギリスはネス湖の怪物・・・首の長い爬虫類、そう中生代の首長竜が生き残っていた、いわば「生きている化石」じゃないか!ともいわれていたモノで、証拠写真などもとらえられていましたが、ガセだったようです。
でも、和製ネッシーは各地に生まれ、屈斜路湖のクッシーなど日本でも話題になりました。
表浜で見つけたスーパーボールには、ネッシーのモデルになった首長竜が入っていました。首長竜と言えば、プレシオサウルスと言う名前がよく知られています。日本ではオレが子供の頃、いわき市で見つかった首長竜にフタバスズキリュウという和名がつけられています。
この首長竜はエラスモサウルス科の爬虫類で、長く学名は無かったのですが、発見から30年以上経った2006年に「佐藤たまき」博士によって
Futabasaurus suzukiiとして記載されました。佐藤博士は、学生時代に勝山の発掘現場にかわいい格好で現れたお嬢様でした。けれどもその後のカナダ留学などの研究生活を経て、ずいぶん逞しくなられました。オレもカナダに行った際にはお世話になりましたが、発掘現場にボランティアで来られた学生さんたちが、成長して研究成果を残したりするのを見るのは、とってもうれしいですね。