わたしの感覚では、二枚貝は食えるモノ、巻き貝はきれいな鑑賞するモノなのです。
ビーチコーミングを始めて間もないころ、豊橋の伊古部海岸で、このザルガイが十数個打ち上げられていました。波打ち際で、まだ殻を閉じて生きていましたので、海水に入れて持ち帰りました。
うまそうなモノは、とりあえず喰ってみるのが、わたしの信条。焼いて醤油をたらしてみましたが、けっこううまい。今度はそれにバターを少し入れて焼いたら、こっちの方があいます。美味しいのですぐになくなってしまいました。
評判がよかったので、採れないものかと図鑑を見たら、けっこう深場の貝!俺が数十mも潜れるわけないじゃん!!
底引き漁船が落としたモノが漂着したのか?荒れた後だったのか?汀線ぞいに生きたザルガイが、転々と転がっていた風景には、あれ以来一度もお目にかかれません。
今でも見られるのは、こんな片方の漂着ばかりです。