小浜市志積の海岸ではオオミズナギドリの漂着個体が3体ありました。どれも打ち上げられてから1週間ほどの個体で、カラスやカモメ類などに啄ばまれた痕が見られるものでしたが、ミイラ化してはいませんでした。
この時季、そんなに大荒れの天気があったわけでもないのに、同一種で3個体とは多いですね。実はこれには理由があります。
それは小浜市の西にある舞鶴市には、沖合いにオオミズナギドリの繁殖する冠島があります。冠島は島全体が「天然記念物」で、ふだんの上陸が禁止されています。
最近ではオオミズナギドリにジオロケーターを装着し、繁殖期後の移動を調査したところ、パプアニューギニアからオーストラリア北部のアラフラ海一帯で越冬していることが判明しています。
オオミズナギドリに興味のある方は、ぜひ
冠島調査研究会HPをご覧ください。