呉竹(くれたけ)と言えば、昔から知られた書道関連グッズの会社ですが、今では
Kuretake アート&クラフト カンパニーなんですね。
さて、講座の日に後から訪れた海浜自然センターのある食見海岸にあった「くれ竹」とあるこの製品、何だか分かりますか?
素材はソフビ系のもので、下のほうには「小 ¥50」ですから、墨ではありませんね。
オレが子供の頃、学校で書道ともなれば、墨を硯の上で擦って墨液作りからはじめました。めんどくさくて、薄い墨色で描くと先生に怒られたものです。(笑)
これは小さくなった墨を擦りやすく持つためのホルダーでチビた墨でも最後まで使い切ろうというエコな商品だったわけです。
現在、多くの学校では時間短縮のため、墨を硯で擦ることはせず、墨汁使用がほとんどとか。
当時はめんどくさかった墨を擦る行為、今思えば素敵な習慣だったのかもしれませんね。