渥美半島表浜の堀切、こないだ汀線上の漂着ラインでサルボウの仲間のサトウガイを見つけました。小さいので若い個体でしょう。それに合弁で殻皮も残っているので新鮮なものでした。
写真を撮るために持ち上げてみたら、合弁なのに左右の殻がぴったり合いません。左のほうが大きくて、右側の上に被さるようになっていました。
これって奇形?それともフツウなの??と疑問に思い、波部さんの「掘足類」をひも解けば、「左からは右殻より大きく、左殻縁は右殻縁を越えて伸び、食い違う」とあります。他はどうかなと佐々木さんの「貝類学」に目を移せば、「フネガイ科では左右の殻は等殻であるかわずかに左殻のほうが大きい」とありました。
やはりフツウのコトでしたね。真面目に本を読まないオレにとって、フィールドを歩かねば分からない「秘密」でした。(笑)
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