島崎藤村の「椰子の実』にもあるように、柳田國男が渥美半島先端の伊良湖岬地区に逗留し、様々な出会った漂着物の中から、ココヤシに着目したことは、漂着物愛好家の間ではよく知られています。
今年亡くなられた漂着物学会・初代会長の石井先生はココヤシコレクターで、伊良湖岬で見つけたココヤシを送ると、大そう喜んでいてだけました。
さて、この手にしたココヤシを見て、あれ?と思いませんか?
実はこれ、長さが17cmほどの小さなココヤシでした。オレの手は大きくないので、こんなに軽々と持ち上げられる小さなココヤシは久しぶりでした。こんな小さなココヤシも、台風の影響で打ちあがったものでしょう。
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