先日、神奈川県でもハシボソミズナギドリの漂着の知らせがありましたが、ちょっと遅れて愛知県の表浜にも届きました。
豊橋市の海岸から、渥美半島の先端にある伊良湖岬まで、いくつかの浜を見ましたが、数の多少はあれ、どこの浜辺にも漂着していました。
タスマニアで繁殖した若鳥は、太平洋で8の字を描くようにルートを選ぶ、淘汰の旅に出ます。その多くは飢えに苦しみ、命を落とすようです。
毎年この時季にある風物詩のようですが、外傷の無い眠ったような骸を見ると、何だか切なくなりますね。ここの浜でゆっくりお休みなさい。
飢えて衰弱死したハシボソミズナギドリの骸は、浜辺の生物の糧となり、分解されていきます。
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