愛知県豊橋市高塚の砂丘上には金属製の大きなケージがあります。これは豊橋市が設置した孵化場で、汀線に近い場所に産卵したウミガメの卵を移植している場所なのです。
ただ、その移植された位置などを見ていると、かなり砂丘に近い高い位置であっても移植されたりしているのが現実です。
今年も6月末の産卵巣から移植が行われていました。汀線近くの巣からの移植はともかく、何でもかんでも移植してしまう調査員もいるようで、それではこれがウミガメの墓標になってしまいます。本来の産卵巣を確認し、見守って保護するという基本姿勢で、正しい保護活動が行われることを願ってやみません。
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