「僕は見た、狂気によって破壊された僕の世代の最良の精神が、
ヒステリーになって裸のまま飢えているのを、」
で始まるのが、ビート詩人アレン・ギンズバーグの「吠える」。
初冬の越前海岸に打ち上げられていたココヤシの風貌は、ポエトリーリーディングをするアレン・ギンズバーグに見えたのです。
ココヤシの外果皮がもっと多いと、サルに似ていますが、剥がれ具合が、どこか彼に見えてきて。
個人的には、「吠える」よりもアメリカの没落に収められた「ウェールズ訪問」「渦巻きの北に戻る」の方が好きです。
ビート詩人アレン・ギンズバーグに興味のある方は、ぜひ図書館で探してみてください。