美浜町の海岸で、満潮線沿いに小さな巻き貝が打ち上げられていました。
マツムシ、マクラガイ、それに・・・なんだこりゃ?
磨耗したマクラガイだと思って拾い上げたのは何とミニ沈子でした。
沈子とは、水中で網を建たせるための、浮きと対をなす錘のことです。
この沈子、長さが16ミリ、直径が7ミリ、これまで見た
中で最もミニな素焼きの沈子
でした。
さて、こんなのを見つけると、ついついどこで使われているのか調べたくなります。
このあたりには、小さな浦が連なり、どこも港になっていますので、刺し網漁をしてそうな船を探してみました。
そして見つかったのがこの写真。岩場に貼る刺し網でしょう。びっしり素焼きの錘が付けられていました。でもこうした素焼きの錘は少なく、ほとんどは鉛の錘を使っていました。
残念なことに網の近くに漁師さんがいなかったので、この刺し網で何を採るのか聞くことはできませんでした。