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Beachcomber's Logbookは、越前海岸、渥美半島を中心とした、中部地方の浜辺を歩いた、Shigeの漂着物や浜辺に関するビーチコーミングのメモです。
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ハリセンボンの汐煮は、塩と酒で味付けをした。 身と針付きの皮を除いた後で、漉して冷蔵庫に入れた。 数時間後、プルンプルンした、煮こごりが完成。 この料理はいつもコメントを下さるおじさんに教えてもらったものです。 故郷の石川県小松地方で作られていた、郷愁の味だそうです。 プルプルしたヤツを箸先で切り分け、舌の上に載せると、海の香りが浸みだしてくる・・・そんな料理になりました。 この繊細な味、肝が入ったら負けてしまうでしょう。ですから今回は使いませんでした。 煮こごりの残りも全部頂きました。 コラーゲンたっぷりの、淡泊な出汁。これを雑炊に使わない手はありません。 土鍋を出してきて、煮こごりを溶かし、そこにお冷やご飯を放り込みました。 最後は溶き卵と、刻みネギをちらせ、蓋をして1分ほど蒸らせば、ごらんの通りのハリセンボン雑炊のできあがり。 空も曇っていて、冷え込んだ日曜日の午後、日本海の味が五臓六腑に染み渡り、体中暖まりました
by beachcomberjp
| 2007-02-27 08:11
| 漂着物を喰う
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Comments(22)
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mimi_daikon
at 2007-02-27 08:33
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う~ん、見ているだけでゴクっ。なるほど、アンコウも肝は脂ばっちりですからね~。コラーゲンたっぷりで女性に人気が出そう。越前海岸の名物料理になりそうな。
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九州の昭ちゃん
at 2007-02-27 09:41
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ハリセンボンを愛しているShigeさんだからこそいろいろなレシビが、、
雑炊までいきゃーハリセンボンさんも幸せでついでに辛口の酒がありゃー話がはずむバイ。
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beachcomberjp at 2007-02-27 10:49
mimi_daikonさん、
肝を放り込んだ、鍋も美味しいのですが、脂を抑えたこの出汁も美味しかった。材料の採集やら、調理の手間もちょこっとかかりますが、手間をかけた甲斐のあるモノができました。 このプルプル煮こごり・・・美味しいですよ。
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beachcomberjp at 2007-02-27 10:50
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九州の昭ちゃん
at 2007-02-27 11:11
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ふぐ鍋のあとは雑炊にしますからハリセンボン雑炊!信じられないですねあの強烈な匂いから想像できません。
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beachcomberjp at 2007-02-27 11:34
九州の昭ちゃん
漂着して時間の経ったモノと違い、新鮮な生きていたハリセンボンはそんなに臭いません。肝と消化器官を取り除けば、ほかの魚より生臭くない感じがします。
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beachcomberjp at 2007-02-27 17:06
たえちゃん,
ハリセンボンのコラーゲン、即効性があるとは思えませんが、こんなの毎日食べていたら、お肌つるつるのスッピン美人ができあがるのでしょう。 肝も大丈夫でしょう。ずいぶん前に食べましたが、まだピンピンしていますから。
何だか“美味んぼ”を見ている様です。
煮こごり…綺麗ですね。アツアツ炊きたてご飯の上に乗せてたべるとおいしそうです。 shigeさんにかかると“ハリセンボン”も『一匹で3度もおいしい』になりますね。
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大吉。
at 2007-02-27 19:50
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beachcomberjp at 2007-02-27 20:16
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beachcomberjp at 2007-02-27 20:19
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はな
at 2007-02-27 20:48
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美味しそうですね!はりせんぼんの大漂着、びっくりですが、美味しい料理に変身なんて、素晴らしいですね。^^
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beachcomberjp at 2007-02-27 21:59
はなさん、
これだけの規模になる大量漂着を目の当たりにすると、死滅回遊の意味を考えてしまいます。 南方で生まれたはずのハリセンボン、きっと南方のニッチェを崩さないために北に向かうのでしょう。そして、海水温の低下などにより日本海沿岸に漂着。 でも、それだけではない気がします。ふつうの魚なら、カモメやカラスの餌食になってしまいますが、硬い針に被われた体はこうした大型捕食者に喰われにくいものです。その分、もっと小さな動物の命の糧になりますよね。そしてわたしの糧にも・・・。
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おじ
at 2007-02-27 22:48
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お~、つくられましたか~。おいしそうだな~。なつかしい~~~。
起舟祭に呼ばれて並んだ御膳に、確か、これを卵とじのようにしたニコゴリを羊羹のように切ったものがありましたね。 故郷を思い出してしまった。
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YUKI
at 2007-02-27 23:05
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ウチのジジは料理が出来ないヒトなので、Shigeさんを見ていると
本当にビックリだし、素敵だなーーって思います!(^^) それに、なんてったって美味しそうじゃないですか!! あっ・・・ヨダレがっっ(汗 ↓の記事見て思ったのですが、内蔵や棘を抜いてから 丸ごとから揚げにしたら、骨までパリパリ食べれちゃいそうじゃないですか!? きゃーー!美味しそ~う♡
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beachcomberjp at 2007-02-27 23:08
おじさん、
これ、おじさんに見てほしかったのです。前にこの煮こごりの話を伺ったとき、「なるほど〜!!」と思いました。あれ以来、新鮮なハリセンボンが入手できたら、作ってみようと思っていたのです。教えていただいたレシピ通りに、卵も入れようかと思いましたが、ハリセンボンの素っぴんが味わいたくて、最もシンプルなものにしました。 きっと昔の人々も、こんな大量漂着時に、打ち上がったハリセンボンを求め、作ったのでしょう。 ありがとうございました。
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beachcomberjp at 2007-02-27 23:17
YUKIさん、
ただの喰いしんぼなんです。基本的に料理は好きですが、暮れに送られてくる巨大な新巻鮭やブリを3枚におろしたり、蕎麦打ちなど力仕事は私の役目です。 内蔵や棘皮を剥いた身、唐揚げも美味いと思います。ただ、頭骨の板歯は、硬そうですよん。
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陶片狂
at 2007-02-27 23:17
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なんてきれいなにこごりなんでしょう。漉しているからでしょうね。なんとも上品な姿になったもんです。
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beachcomberjp at 2007-02-27 23:22
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おじ
at 2007-02-27 23:49
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beachcomberjp at 2007-02-28 10:53
おじさん、
最近は切り身が多いので、家で魚をさばく機会は減ったでしょうね。 でも、大きな送られてくる新巻鮭など、家でおろすとこどもたちは大喜びです。中落ちを金網にのせてあぶり、熱いうちにかじったり・・・こんなの好きですねぇ~!
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