子どもの頃から化石が好きで、近所の瑞浪などの化石産地にはよく行ったが、昆虫化石は拾ったことがない。
歯や骨、それに貝殻といった化石になりやすいモノと、昆虫のように軟体部が多く化石になりにくいモノとがある。もちろん全てがそうではなく、ヤゴの中間など化石に多く残っているモノもある。
さて、鷹巣海水浴場を歩いていたら、染め付け陶片の高台部分が打ち寄せられていた。
この海水浴場は陶片が多く、江戸時代の染め付けだけではなく、時には古墳時代に焼かれたと思われる須恵器もある。
この陶片、ひっくり返したら、見込みの部分に蝶が描かれていた。
陶片、描かれているデザインによっても、作られた時代が分かるという。
さてこの陶片、幕末に作られたモノか、それとも明治か?
どっちにしても、わたしには蝶の化石。