昨年大量発生して話題になったエチゼンクラゲ、海中を流れに任せて移動する巨大なプランクトンですね。
そんなクラゲと違って、写真のギンカクラゲは海面に浮き、普通のクラゲとは違う生活をしています。
自ら泳ぐ力を持たず海中を遊泳生活する「プランクトン」に対して、海面近くで浮遊生活するグループを「ニューストン」とよんでいます。
白い円盤に青い触手、何とも不思議な形や色をしている。誰がこの形をデザインしたのだろうか?
「宇宙からやって来た侵略者」と呼ぶ人もいるが、さもありなん。
海中から、海面に浮かぶギンカクラゲの姿を見たら、そう思えてしまうほど。
和田海岸に大量漂着したギンカクラゲは、こうして満潮線に重なり合っていた。
同じ場所にはギンカクラゲを餌とするルリガイも一緒に漂着し、ニューストンの生態系にある一面を見せてくれました。
それにしてもギンカクラゲは謎のクラゲ、わたしの知りたいと思うことは次のようなもの。
・ギンカクラゲは何故海面を浮遊する生活を選んだのか?
・ルリガイはどうやってギンカクラゲを食べるのだろうか?
・ギンカクラゲは何を食べているのだろうか?そして口はどこにあるのだろうか?
・白い円盤と青い触手とのコントラストの意味は何だろうか?
・ギンカクラゲが発生したのは、どれくらい昔か?(化石はあるのだろうか?)
何とも不思議なギンカクラゲ、最初に見たときは「何で切り干し大根が浜辺に撒かれてるの?」と思いましたよ。