いきなり、こんな画を出しちゃいましたが、分かりますよね。カツオノカンムリとカツオノエボシです。
どちらも鰹がらみの名前がついていて、海面に浮くクラゲですが、その生態はちょっと違いますね。
名前だけをもとにして画を作ってみましたが、いかがでしょうか?
この秋、福井の海岸には大量のギンカクラゲが漂着し、それと一緒にカツオノカンムリも少数漂着しました。
わたしが見ている範囲では、もう一つのカツオノエボシを日本海側で見た例は少なく、かって越前海岸で浮力体のしぼんだヤツを一つ見たことがあるだけでした。
それ以降、日本海側でカツオノエボシを見ることはなく、来ないものかな〜?と、探していました。
でも、今回のギンカクラゲ大量漂着に混じって、きれいな形をした新鮮な浮力体と触手までくっついたヤツが打ち上がっていました。
福井の海岸を中心に、日本海側の海岸を歩いていますが、わたしの見た範囲では、カツオノエボシの漂着は極めてすくないのです。発見する頻度から言えば、浮き玉よりも、アオイガイよりも、タコブネよりも、モダマよりも少ないのです。
これが太平洋側なら、夏場にいくらでも見られるのですが・・・。
こうした漂着物による地域差も面白いですね。