ジオクレアやモダマといった貴重な海豆もうれしいのですが、わたしには日常的に拾い集めているタネがあります。
それはオニグルミなのです。
日本各地の野山で育つオニグルミはたくさんの種子を実らせます。夏の終わりから秋にかけ、枝から落ちた実は、地面を転がり、谷川に落ち、渓流を下って大きな河川に入り込み、河川に沿ってどんどん流され、最後には海まで流れ込むことがあります。
オニグルミがそんな旅を続けているうちに、果肉の部分は腐ってとれてしまい、浜辺に漂着する頃には、きれいなタネの形になっています。
山で生活する人たちは、クルミを水に浸けたり、地面に埋めたりして果肉を腐らせるのですが、海辺の人は、「胡桃は海で拾うもの」と思っています。
秋の浜辺で、ビーチコーミングすれば、キレイな胡桃が労せず得られます。
こうしたクルミたち、わが家の食料になっていますよ~!!