さて、東海地方もこの冬一番の寒さに覆われています。
Tシャツで過ごせた夢の島から現実にシフトしちゃいましょうか。それにしても南の島って、一度行くとクセになっちゃいそうです。
さて、この写真は冬の初めに「ことまる」さんが教えてくれた三里浜のソデイカです。
外套長が60センチほどもあって立派なソデイカでしたが、喰うのにはもう古かったのです。
でも、こんな遊び方があります。
しっかりエージングした流木の先についた、このトロ~リとした光沢、それに色ツヤ、何だか分かりますでしょうか?
しっかり生臭いですが、これこそ濃厚なイカ墨リキッドと言うよりも、イカ墨ペーストですよね。
ソデイカの墨袋を突いて、流木の先につけたときの色なのですが、墨といえどもタンパク質成分で、真っ黒ではなく、何ともいえない美しい色ですね。
この色、何だか高級な乗用車の塗装に似合いそうですよね。
さて、このイカ墨は、セピアなのです。
セピアといえばこげ茶色の渋い色なのですが、テカったペーストの色とは全く違いますね。
ティッシュペーパーに少しつけたイカ墨ペーストを海水に濡らして薄めたら、ほら写真のようにセピア色になりました。
みなさんが古びたソデイカを見つけたとき、「なんだ、喰えないや!」と諦めて蹴飛ばすだけでなく、ちょっと遊んでみてくださいね。
おわび
この記事、何かのミスで消してしまったようです。気づいたときには跡形もありませんでした。
ミラーリンクがあったので、事なきを得ましたが、コメントを下さったみなさま、ごめんなさい。