浮き玉の墓場、そしてイノシシの下顎が転がっていた礫浜の先には、日の当たる明るい礫浜が続いていました。
その礫浜には、まるで日向ぼこをしているかのように、直径6センチほどの韓国製と思われる浮き玉が、長旅の疲れを休めていました。
この礫浜の沖合いには岩場が連なり、浮き玉の遡上を妨げているのですが、上手くそんな岩をかいくぐってランディングできたのでしょう。
浮き玉を拾い上げてみれば、表面にはコケムシやゴカイ類の残した石灰分が、地球儀を作ったかのように大陸模様を描いています。
そして浮き玉のガラスも緑色の茶筋を描き、風情のある浮き玉でした。
何個もの浮き玉の遺骸であるヘソやパッチを拾った後だったので、難を逃れて漂着できたこの玉は、余計に可愛く思えましたよ。
今日も熱中時間、BS2で放映されます。
BS-HI(ロングバージョン)を見逃された方、ぜひどうぞ。
2009年2月19日(木) 19:45~20:29 BS2