知多市日長川の河口あたりはかって日長崎として知られる場所でした。
船の交通がメインだった昔は、名古屋市熱田の港を出て、日長崎、鬼崎(常滑市多屋)、冨具崎(美浜町野間)、そして先端の羽豆崎(南知多町師崎)と、航行の目印にもなった場所でした。
昔はもっと深かった海は、伊勢湾台風後の埋め立てなどで浅くなって、干潟ができています。
そんな干潟の泥の上にくねくね~!と無脊椎動物の這い痕がありました。
曇ったシールドを拭き、しゃがんで目を凝らすと、ゆっくり移動している小さな巻貝が見つかりました。
写真ではちょっと見にくいのですが、長い水管を出しています。実はこの水管が餌となる生物の死体を探すレーダーのようで、死体の匂いを嗅ぎつけると(本当に嗅げるのかな?)、いっぱい群がっていますよね。
干潟の死体掃除屋は、アラムシロガイのようです。