ギンカクラゲなどの漂着物を探して満潮線に沿って歩いていたら、白くてまん丸なものが見つかりました。
まるで碁石のようなまん丸・・・でもチョウセンハマグリの殻で作られた本物の碁石ではなく、浜で磨かれた円礫です。
この礫、石英かと思いましたが、ルーペで表面を見ると、ツブツブが確認できました。パーカッションマークもありますが、ツブツブっぽいのです。
この石はオルソコーツァイト(正珪岩)のようにもみえます。
オルソコーツァイトは日本の基盤岩には無く、近い場所では中国などで見られます。
ずいぶん昔・・・紀伊半島あたりのはるか沖合いにあったという、黒潮古陸というスケールの大きな仮説がありました。その仮説の基になったのが、オルソコーツァイトでした。
黒潮古陸は、プレート説に押しやられて・・・どこかに行ってしまったのでしょうか?