三里浜砂丘は名前の通り、福井市の鷹巣から九頭竜川河口の新保あたりまで、およそ10キロも続く長い砂浜でした。
ところが、福井新港の開発により、ほとんどの埋立地が福井テクノポートになってしまい、今ではごく一部しか残っていません。
写真のように、三里浜砂丘から浜に入り、東を望めば石油備蓄基地が並んでいます。
それでもまだ、この砂浜は堤防に覆われるのではなく、狭いながらも昔からの砂丘地形がほんの少し残されています。
ただ、それも木材工場の進出などで砂丘の後背湿地が失われたりしていますので安心できません。
そして砂浜には、まだまだうれしい貝が寄ってきます。
ここにあげたヒオウギ、極彩色のもので、そのときの運が占えるように、黄色、オレンジ、赤、紫・・・と様々な色みを見せてくれます。
ナデシコの淡い色彩も良いのですが、ヒオウギのヴィヴィッドな色と、規則的な放射肋、浜辺で見つけるとうれしくなっちゃいます。