
漂着種子には様々な形のモノがありますが、最も球形に近いのがコレ、テリハボクでしょう。
白木色の肌・・・銀杏に似ていますね・・・で球形とくれば、お人形の顔を思ってしまいます。
ほぼ球形なのですが、ポツンとあるお臍?の周囲は少し山になっていて。薄い髪をゴムで束ねた赤子の雰囲気もある可愛い種子です。

さて、上の写真のようにツルツル状態で漂着する子もいるのですが、こっちのように藻にまみれたり、コケムシに覆われたり、はたまたエボシガイに付着されたりと、散々な目に会いながら漂着するヤツもいます。
漂着種子の中では、モダマや海豆と違って、あまり人気の無いテリハボクなのですが、この球形の実が長い海路をプカプカしてきたのか・・・と思うと、いとおしいのです。
みなさんのフィールドでも、このテリハボクは寄っていますか?