渥美半島表浜、このあたりでモダマなどの海豆類を拾えるということは、柳田國男さんらの著書などでも古くから知られていたのですが、漂着が増えてきたのは、ここ数年のことのように思います。
そして2009年の夏からはワニグチモダマの漂着が多くなりました。
2008年秋に堀切で一つ拾っていますが、それまでワニグチモダマをわたしは表浜で拾っていませんでした。
上の写真にある無地のワニグチモダマは冷夏だった今年の8月に伊良湖岬の恋路ヶ浜で見つけた個体。付着生物も全く無く、美しいツヤツヤの茶色い表面をしたヤツでした。
下は9月にロングビーチで見つけたアニマル柄の個体です。これは赤褐色の地に、黒の斑が入ったもので、表面にはコケムシやゴカイ類の石灰質があちこちに付着しているものでした。
今年(2009)の伊良湖、夏から秋にかけてのシーズンは、こうした海豆類が行けば一つは見つかるため、「伊良湖の海豆」として、ウミガメ見物がてらのマイ・ブームになっちゃいました。