若狭方面にも砂浜はありますが、越前に比べて岩礁部が多いためにわりと狭い浜になりがちです。
そんな浜でも、少し砂丘っぽくなったところがあると、そこにはコウボウムギやコウボウシバが見られます。
この二つの植物は、どちらも雰囲気が似ています。名前の麦と芝との違いは、その大きさもあるのでしょうね。
コウボウシバの特徴は茎の上部に雄小穂、下部に雌小穂をつけていることです。
写真を見ても分かるように、上の雄小穂はもう小さくなり、下の雌小穂は、果胞がすでに丸く膨れ始めて果期に入っていますね。
コウボウムギより穂が小さいので、コウボウシバと名づけられたようです。
切株陶片