このブログの読者の方なら、「あかくみ」は、きっと浜辺で出合ってみえるでしょうね。この道具は、船底に溜まった海水をくみ取るために使われる漁具なのです。
昔はこれが木製で、漁師さんの手作りであったのがほとんどでした。
ただ、最近ではプラスチックに変化し、それも成形された
市販の物が漂着するようになってきました。
写真のあかくみは、黒いプラスチック製の液体容器をリサイクルしたもので、リサイクルの定番品です。容器の丈夫にある取っ手のあたりを切りとって、横に接合させて、うまくハンドルにしたものですね。
それにしても、プラスチックを接合させるのに、ナイロン紐を使って、縫い合わせるというアイデア、最初に見たときは驚きました。大き目の孔が空いていたので、きっと焼け火箸のようなもので、孔を空けておき、その孔にそって縫ったものでしょう。