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Beachcomber's Logbookは、越前海岸、渥美半島を中心とした、中部地方の浜辺を歩いた、Shigeの漂着物や浜辺に関するビーチコーミングのメモです。
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残暑お見舞い申し上げます! 毎日、干物になりそうな暑さが続く名古屋ですが、みなさまおかわりありませんか? この暑さはまだまだ続くようなので、ご自愛くださいね。 8月14日、あまりにも寝苦しかったので、0時に車を出し渥美半島に向けて出発しました。車外の温度計は26度から29度あたりで変化し、都市部あたりのヒートアイランド現象が夜のドライブで実感できます。 波音が早く聴きたかったので、豊橋市の伊古部に行きました。到着した2時の気温は27度、まずまず快適です。でも車がやけに多く、若者たちが花火を打ち上げ、水着姿が見えるほどの明るさ! これじゃぁウミガメの産卵は無理だと諦め田原市の伊良湖岬へ移動して仮眠。 ところが寝坊してしまい、起きたら日の出時刻を過ぎていました。 おかげでウミガメの産卵や海に戻る姿を見逃しちゃいました。 さて、早朝コーミングなので暑くなってきた9時には浜から戻る予定で、8時に堀切を歩き始めました。このときの気温は29度、まだ何とか歩けます。 堀切も前回の台風マーゴンによって、多少砂の移動がみられ、砂丘の根元にある砂が暴浪によって削られ、コウボウムギやハマゴウの根が露出している箇所もありました。 堀切一帯を歩きましたが、あまり目ぼしいモノは見つかりませんでした。そして以前チェックしておいたアカウミガメの産卵地一帯は、暴浪によって大きく削られていたので期待はしていませんでした。ところが小穴から、かわいいウミガメのトラックが数本海に向かっているではありませんか! そして小穴を覗き込んだら、オレと同じ「ねぼすけ」が眠そうな顔で出てくるところでした! こんな時間になっても、出てくるヤツが時々いるものです。まぁこの暑さでは浜を散歩する犬や野生動物も少ないのでしょうが・・・。 「ねぼすけ」は、直射日光に当たるのを躊躇するかのように、しばらく小穴の陰で身を潜めていましたが、海に向かってトコトコ駆け出しました。 世の中には「亀はノロい!」という定説が広まっていますが、孵化したウミガメが海に向かって進むスピードは速いですよ。ウミガメを馬に例えたら、ギャロップって感じでしょうか。 そして、何度も何度も打ち寄せる波に戻されながらも、何かに衝き動かされるように海に向かっていきました。 お~い、「ねぼすけ」がんばれよ~!! 海に向かう後姿を見ていたら、時間の経つのを忘れてしまいました。 渥美半島の表浜と呼ばれる一帯から、遠州灘にかけては、アカウミガメの産卵地として知られています。そして地域ごとに、いくつかの保護団体があり活動を続けてみえますが、その考え方はまちまちです。巣を掘り返してケージにまとめる一派もあれば、テトラポッドなどを取り除き、自然な海浜環境を整えて、ウミガメの産卵を見守る一派もあります。 オレは、どちらかと言えば見守り派でしょうか。完全に水没が予想される巣ならば、より高い場所にあるケージ内での孵化もかまいませんが、ウミガメの選んだ産卵地を支持したいと思っています。 そんなわけで、とっても興味がありますが、まだウミガメの巣を掘ったことはありません。巣はいくつか見つけていますので、チャンスはいくらでもあるのですが、産卵後の卵に余計なストレスをかけたくありませんから。 今日も手抜き・・・(笑)
by beachcomberjp
| 2011-08-15 07:53
| 渥美半島
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Comments(14)
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春
at 2011-08-15 19:17
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すごい出逢いでしたね。
トラックとやら、穴の周辺だけにあったのですか?写真の砂浜には、全然歩いた跡がついていないですね。 健気な姿に、うっとりです。
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ことまる
at 2011-08-15 19:46
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赤ちゃんカメは体と甲羅の大きさが微妙なバランスで可愛いです。ねぼすけさんなおかげで海に旅たつ瞬間に出会えたわけで、これもご縁ですね~♪がんばれ~!!
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助手ママ
at 2011-08-15 19:50
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kin
at 2011-08-15 20:36
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残暑というよりまだまだ盛夏ですね。干からびてしまいそうです。といってももう8月も半分過ぎました。
ウミガメ・・・・無事育ってほしいものですね 。
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ももちゃん
at 2011-08-15 20:50
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しげさんの干物 ・・・熱中症にはご注意ですね
かわいい 寝坊すけさんですね 私一度も見たことないですね・・ 那智の紀宝町?に海ガメの何かがあったような? まあ、かわいい情報をありがとうございます こちらは朝晩めっきり涼しいです なぜか 日暮らしが早い時期に鳴き始めました
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beachcomberjp at 2011-08-15 20:51
春さん、
このところの暑さで、砂浜の表面が硬く締まっているので,小さな(甲羅が5cmほど)ウミガメが歩いても、トラックはきれいに残りません。 夜中から日の出前に、海に還るので、お日さまが照る時間に出会える機会は少ないのですよ。
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beachcomberjp at 2011-08-15 20:53
ことまるさん、
アカウミガメは大人でも頭でっかちですが、孵化したばかりのアカウミガメの頭とアシがやけに大きいのです。これって、餌をとることや泳ぐことに特化しているのでしょうかね?
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ろっかく
at 2011-08-15 20:56
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beachcomberjp at 2011-08-15 20:56
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beachcomberjp at 2011-08-15 20:59
kinさん、
名古屋では今日通り雨が会ったので、35度に達しなかったようですが、それでも、暑い暑い! ウミガメ、無事に育ってくれるのを祈ってますが、やはりこれからの時季、汀線に子ガメの打ち上げられることが少なくありません。
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beachcomberjp at 2011-08-15 21:02
ももちゃん、
お久しぶり!今年は勝山の発掘がお休みで、あまりそっちにいけません。 8月のはじめには、富山での調査があって、しばらく山暮らしでしたが、富山でもヒグラシが鳴いていました。 山のほうは、夕暮れ時が涼しくて、うらやましいです。
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beachcomberjp at 2011-08-15 21:08
ろっかくさん、
かわいいでしょ~!どんな動物も、赤ちゃんが一番かわいいですね。 前に撮ったムービーありますので、良かったらどうぞ! http://beachcomb.exblog.jp/12233974/ 早朝とはいえ、もちろん、出納持参でBCしています。
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Omotehama
at 2011-08-17 11:19
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早い時期はまるまると太っていますよね。これが日にちが経ってしまった仔ガメだとガリガリに。10月ぐらいまで出遅れた仔ガメは、もう見ていても見窄らしいぐらいにガリガリな仔ガメが出てきます。
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beachcomberjp at 2011-08-17 18:43
Omotehamaさん、
はい、そうですね~!この時季に出てくるヤツの多くは太っています。というよりも体の厚みがあって、頭や首が太い感じですね。まさに英名の丸太頭です!10月のころにはガリガリ君が多く、まるで自分を見てるかのよう・・・(笑)
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