先日、名古屋港水族館に行く機会がありました。水族館と言えば、漂着物に関わる海のライブミュージアムにもなりますね。水族館の展示の中から、漂着物に関わりの深いものをとりあげてみましょう。
浜歩きをしていると、時折イルカのストランディングに出会います。そしてイルカの骨も手にすることができます。そんなときに、ある程度骨のイメージを持っていると、イルカの骨か、そのほかの動物の骨か区別できることもあります。この写真はバンドウイルカの骨格です。
イルカの骨の中で特に特徴的なのは、吻部が長い頭骨に、うちわの様な形をした肩甲骨があげられます。それに椎体が薄く、棘突起がスリムで長いことなど知っておくと、他の動物との比較に役立ちますね。