ハマハタザオは砂丘後背地の南斜面で群生していましたが、コウボウムギは汀段から上の広い砂地を占領して穂を伸ばしていました。一面の麦畑?ですよね。
海浜植物の中で、コウボウムギは雄穂と雌穂を作ります。手前にある黄緑色の麦の穂が雌穂、そして奥にある茶色いススキの穂みたいなヤツが雄穂なのです。
雄穂と雌穂は、バラバラに混在することは無く、それぞれが集団を作って群生域を広げていきます。
コウボウムギはかなり汀線近くまで生息域を広げるため、冬に汀段ができると、波が削った崖の砂層断面にコウボウムギの地下茎が出ているのが見られますね。
山が笑う