今年の渥美半島、黒潮の流れも蛇行せず接近しており、いい感じです。そんなわけで、初夏頃からめっきり漂着物も増え出し、面白いものが寄っています。そして寄りモノといえば、エボシガイですね。流木からプラウキ、モダマ・・・浮くものなら何にでも付着しています。
もちろん、エボシガイの白い石灰質の殻は遠くからでも目立ちますが、それ以上に臭いで分かります。暑さで醸された甲殻類の腐敗臭は鼻が逃しません。打ち上げられた竹竿にはいっぱいエボシガイが付着していました。でも、よく見ると、いつものエボシガイじゃない!!こんな点々のあったけ?もしかしてレアモノ?まさか新種発見か???
こんなとき、頼りになるのは藤壺ママこと、うららさん。早速写真を送って同定をお願いしたら、「エボシガイ」とのことでした。なんとこれは、かのダーウィンも認めた種内変異だそうです。
新種・点々藤壺は夢だけで終わりました・・・とほほ。