Wさんに教えてもらい見つけることのできたヒルガオガイですが、その後休みのときに数回調査の結果、大凡の漂着時期を探ることができました。
8月10日ごろには台風11号が通過し、このときの暴浪打ち上げ帯よりも数メートル海側にヒルガオガイの打ち上げラインはありました。これによって、台風通過後にヒルガオガイは打ち上げられたものと思われます。
この打ち上げラインを特徴付けるのは、二つの漂着物でした。一つはヒルガオガイで、もう一つはパラフィン状のモノ。上の写真でヒルガオガイの後ろに見えるのがそれです。パラフィンの大きさは1~3cmほどのものが多かったのですが、折からの夏の暑さで融けてしまいました。けれども、融けても痕跡はしっかり残っていましたので、調査はやりやすかったです。