渥美半島の先端にある伊良湖岬、実はここにヤシの実博物館があります。その場所はフェリー乗り場のある道の駅・伊良湖クリスタルポルトの地下にあります。以前は有料でしたが、いつの間にか無料になりました。でも中が荒れ放題で半分お化け屋敷状態・・・何とかならないものでしょうか?
さて、伊良湖岬と言えば、やはりココヤシですよね。
柳田國男が若き日に逗留し、漂着したココヤシやモダマに目を留め、それを島崎藤村に話したことから、「椰子の実」の歌ができました。そのあたりのことは柳田國男の著作・海上の道に詳しく載っています。
伊良湖岬にココヤシなどの漂着物が多かったのは、きっと大昔からのことだったのでしょう。そんなものに目を留め、書き記した柳田國男は立派なビーチコーマーだったのでしょう。伊良湖岬には、今でも毎年ココヤシがいくつか漂着していますよ。