貝拾いの後、二人にお願いして、もう一箇所行きたいところに連れて行ってもらいました。それは前日の昼食候補で、いけなかった「いけす・てら崎」さんの近くの浜です。ちょうどこのあたりを通った際に案内してくれたHさんが軍艦島(コブ島)と言われていた沖合いの岩礁と、近くにあった松の生えた岩礁(渡島)が気になっていたからです。
上の写真がコブ島で、Hさんによれば、戦時中にこれを軍艦と間違えて、砲弾を打ち込んだことがあるとかで、軍艦島といわれることもあったそうです。
こちらは渡島、岩礁部の東側に松の木と思える樹形が見えます。この二つの岩礁は何からなっているのか昨日から気になっていました。それは浜に降りたらすぐにわかりました。浜にあった礫のほとんどが変成岩類でした。帰宅後地質図をチェックしたら、およそ3億年ほど前の起源となる三郡変成帯のものでした。
この日の午後、深江の公民館でシンポがあり、その中でビーチコーミングの普及講演をさせていただき、70名以上の方々に聴いていただきました。
講演後には福岡在住の3名の学会員の方々から食事会に招いて頂け、食事をしながらの漂着談義、そして博多の宿まで送って頂けました。
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