大寒を過ぎ、目に入る自然の色はまだ褐色系が多く、青々としたものは限られていますね。日本語は難しく、青でも、ブルーだけではなく緑も表しています。中でも青々とくれば、新緑などの緑を意味しており、ブルーではありませんものね。
大寒の浜辺で見つけた青々したものは、アマモでした。海草のアマモには難しい名前があります。それは」「
リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」で、竜宮の乙姫の元結の切り外しをカタカナにしたもの。アマモの英名はEel grassですから、葉の様子をウナギに見立てたものでしょうね。海中にある種子植物のアマモ、春には花が咲き、初夏には実をつけます。この青々としたアマモを見ると、海の中でも季節が春に向かっているのを感じ取ることができますね。
西風の卓越するこの時季、この青々としたアマモも数日すればカラカラに乾き、その上を飛砂が被い、その上を歩けば、極上のマットレスの上を歩いたフカフカ感が得られますね。
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