ウミガメに付着するフジツボでも有名なのはカメフジツボですね。かなり大きくなって立派ですし、甲羅の上を移動することもあるフジツボとして有名です。時折、くっつき過ぎて、これじゃ身動きとれんだろ・・・ってのもいますが。
さて、今日はウミガメに付着しますが、どっちかといえばマイナーなサラフジツボの紹介です。
サラフジツボはカメフジツボと違い、移動するのではなく固着!それも甲羅の中に潜り込んでしまうフジツボです。これはアカウミガメの甲羅の外側から見たところですが、埋もれていますね。
でも、これだけじゃありません。この裏側がスゴイのです。
甲羅をペロンとめくり、これがその内側を見たらスパイクのような突起が出ていますね。このスパイクをカメの甲羅に外側からめり込ませ、外れないようにしているのです。このようにくっつく力が強いので、カメフジツボが背甲や腹甲を中心に付着していますが、手足というか、4本のヒレ、尻尾の付近、頭部でも見られるフジツボです。
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