今回の柏崎大会、じつは開かれる直前まで全国から人が集まるだろうかと心配していました。それは各地に爪痕を残した台風19号の影響です。北陸新幹線はいまだに開通していませんし、高速道路も一部通行止め!この時季の学会は心配事が多いです。
さて、高浜海岸で目立ったのはアシやヨシ、それに流木などの河川性の漂着物でした。こうした漂着物が帯状になり汀線の上あたりに連なっていました。
およそ1週間前の台風19号は長野方面に大雨を持ち込み、河川の氾濫が起こりました。長野の千曲川は新潟に入り信濃川となり、寺泊で日本海に注ぎ込みます。その大量の水は信濃川河口からおよそ30㎞南西にある高浜海岸にまで流れ着いていました。
看板は無くても、傷んだリンゴが全てを物語っていますね。驚くほど多くのリンゴが漂着しており、カラスがそれに嘴を突っ込んでいました。
広範囲な水害の広がりは新潟にも及んでいたのかもしれません。湯沢町のこの標杭を見ると、被災が伝えられた魚野川経由で信濃川に入ったものかもしれません。
これからしばらく氾濫した河川の河口部に近い海岸では、大量のこうした被災漂着物が集まりそうです。これまでにない自然災害の猛威に対して、手をこまねくのではなくCo2排出削減など、進めなければ…と強く思う、今日この頃です。
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