
先日、日本近海までやってきた巨大台風の、置き土産は無いものか?と、久しぶりに渥美半島に行ってきました。
前線の影響か、スッキリしない天気でしたが、人出は多く、渥美半島先端にある伊良湖岬、恋路ヶ浜はごらんの通り。
膝のあたりまで海につかる人もたくさんいました。

さて、期待していた漂着物はどうかといえば、ちょっと期待外れでした。
一番目立ったのは軽石と、それに付着するカルエボシでした。
伊良湖岬、恋路ヶ浜には、小ぶりのココヤシが一つ漂着していました。ここに漂着したココヤシは、柳田國男から話を聞き、島崎藤村の歌にもあるため、ブランド物として喜ばれています。

このココヤシを拾い上げてきたら、一部を斜めに削ってありました。
それだけでなく、写真にあるように長方形に内果皮の部分を彫って孔を空け、貯金箱にしてありました。
岬近くのお店でココヤシジュースを売っているので、そこが流出源?とも思いましたが、コケムシなどの付着物もあり、エージングしていました。きっと南方で加工され、それが漂着したものでしょう。
どこかの国のお金が入っていないものかと、両手で持ち振って見ましたが、出てきたのは細かな砂だけでした。
置き土産として会いたかったルリガイやギンカクラゲは、一つも見つけられませんでした。最近各地ではどうなのでしょう??