わたしの基本は、自分のフィールドに寄ってくる漂着物だ。
ハリセンボンのように、大量漂着するモノもあれば、滅多に寄らないワニグチモダマのようなモノもある。
そうしたレア物を見つけだす目は、漂着仲間から頂いた漂着物を観察して養っている。観察のコツはじっくり見ること。そして描くこと・・・それによって観察は精度を増し、個体差だけでなく、普遍的な特徴が見えてくる。
これは南の島に住んでみえるSさんから送っていただいたイルカンダの絵。シルエットなどのバリエーションも加えると、特徴がつかみやすい。
こんな絵を使って、ミニ図鑑・フィールドガイドでもできたら・・・と思っている。
これも南の島に住んでみえるISさんから送っていただいた海豆たち。色を使うので、目にあざやかで色の特徴はよく分かる。綿棒のケース一杯の海豆を見て、一気に描いたモノ
描くことによって、種子の特徴を見直すことができる。
こんな勉強ができるのも、全国にいる漂着ネットワークの仲間のおかげ。みなさんに感謝してもしきれない・・・そのうちフィールドガイドを作って、恩返しをしたいと思っています。