「あか汲み」とは、舟に溜まった海水を汲み出すためのもので、「あかとり」ともいわれます。
かってのあか汲みは、漁師さんが自分で木の塊を、くり抜いて作っていました。
それがもっと簡便な板材を組み合わせて作るものに変化しました。
でも、そうした木製の「あか汲み」は、なかなか見られません。
最近ではこうした取っ手付きのプラスチック容器を加工して作ったものがほとんどなのです。
そして、驚くべきことにプラスチックメーカー製の「あか汲み」まで登場してきました。これまで漁師さんたちに伝わってきた手作りの技、どこにいってしまうのでしょうか?